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非常に便利な世の中になりました。
Python を勉強したい場合 Google Colaboratory や プログラミングスクール提供の ブラウザ上の環境にアクセスするだけで、環境構築をせずにすぐに開始できます。
では、自分の PC で誰かが作った Python プログラムを動かそうと思った場合はどうでしょうか。
「環境構築をしたことがない方」や「ただプログラムを動かしたいだけの方」は、何から始めればよいか途方に暮れてしまいます。
インターネットで検索すると、新旧問わずさまざまな方法で環境構築の方法の情報で溢れています。
どれが正解なのでしょう・・・・・・
目的は、Python 環境構築 ではないのです。
特に、今は AI を使ったアプリケーションが非常に多く、環境構築がわからない方は、それが障壁でプログラムの勉強も1歩踏み出せないこともあるかと思います。
今回は、Python 初学者や Python インストールが目的ではないかた向けに、「これだけやれば Python 環境はできる」方法を紹介します。
Python を入れることが目的ではない方は、1 ページ目だけ見れば解決しますよ。
Pythonインストールでいちばん王道かつスタンダードな方法
Windows の場合、Python 公式からインストーラーをダウンロードしてインストールする方法 がおすすめです。
理由は、一番シンプルかつ分かりやすく失敗しても簡単に修正できるからです。
Python 公式インストーラーを使用するメリット
- インストール手順と仕組みが非常にシンプル
- 失敗しても公式の情報が豊富、そして簡単に再インストールができる
- 最低限必要なものだけに絞ってインストールできる
これらは非常に重要です。
とくにプログラミング初学者には、この方法でインストールしたほうが Python の仕組みを理解しやすく、開発時のトラブルシューティングをする際の基礎知識を、インストールと同時に習得することができます。
プログラミングが目的ではない方にも、自身の PC に無駄なものが入らないという利点があります。
Python をインストールする手順・動作確認まで
ではさっそくインストールを始めていきます。
流れはたったの2ステップで、 5 分もあればインストール完了します。
Python のダウンロード
普通は公式からインストールします。
本家と呼ばれている「Python Software Foundation」です。
- 本家と違う 日本の本家 Python コミュニティー
- 日本の本家と呼ばれているところです。日本の Python を盛り上げるための活動を日々行っております。
こちらにもインストーラーが配置されており、最新版からは少し遅れますが、本家よりもわかりやすいためお勧めです。
Python.jp プログラミング言語 Python 情報サイト
Python 公式 にアクセスして対象バージョンのダウンロードリンクを探す
本家のページで目的のPythonバージョンを探します。
特に動作させるアプリケーションの指定がなければ最新をダウンロードしてください。
インストールするバージョンの指定がある場合は、必ずそのバージョンを見つけてください。
アプリケーション開発者が指定していた場合は、それ以外のバージョンでの動作は保証できません。
少し見づらいですが、バージョンはまとまった単位で記載されています。
スクロールしながら指定のバージョンを探してください。
ダウンロードしてインストーラーをチェックする
指定のバージョンが見つかったら、いくつかダウンロードリンクが表示されています。
同じバージョンでも、ダウンロードリンクがたくさんあるので悩むと思います。
いま市販されている Windows PC なら、「Windows installer(64-bit)」を選択することになります。
リンクを選択して、所定の場所にダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたインストーラー(ファイル)を確認してください。
結構、「amd」 と 「arm」 で間違う人がいるので注意が必要です。
Python のインストール
インストール作業
インストーラーをダブルクリックすると、インストーラーが立ち上がります。
インストーラー画面の 「Add Python.exe to Path」にチェックを入れるのを忘れずにしてから
(すべてチェックが入っている状態にしてください。)
「Install Now」を選択してインストールを開始します。
ここでは、Python 3.11.3 を例に説明します。(それぞれのバージョンに置き換えて読んでください)
Customize installation (カスタマイズ)
基本的にカスタマイズ してインストールすることは、特別な事情を除いてはあまりないです。
インストールが開始されます。(1~2分ほど放置)
完了すると「Setup was successful」が表示され、インストール作業は終了します。
「Close」ボタンを選択して画面を閉じます。
インストール確認作業
たまに、インストール完了が表示されても、動作しない場合があります。
実際に動作するか確認する ※上級者は「Python のパスが通っているか確認」作業と呼ぶ
コマンドプロンプトとよばれる、コンソール画面で確認します。
よく「黒い画面」と呼ばれる、キーボード操作で PC を操作するアプリケーションです。
起動方法は、Windows のバージョンがどんなに変わっても変わらない方法でお伝えします。
1)「ファイル名を指定して実行」からコマンドプロンプトを起動
キーボードの「Win」+「R」を同時に押します。
「ファイル名を指定して実行」ポップアップ画面が表示されたら、「名前(O):」に「cmd」と入力して「OK」または「Enter」を押します。
cmd
2)コンソール画面
コンソール画面が表示されます。
もし表示されなければ、Windows のデスクトップ左下の検索まどから「cmd」または「コマンドプロンプト」を入力して「Enter」でも同様に表示されます。
3)Python のバージョン確認
コンソール画面から、Python を操作できるか確認します。
やることは非常に簡単で、コンソール画面で以下を入力して「Enter」を押してください。
python -V
これは、Python コマンドにバージョンを確認する命令です。
このように、エラーとならずインストールした Python のバージョンが表示されれば、インストール完了です。
お疲れさまでした。
Python インストールはこれで終わりです。
「エラーが出てしまった」「想定と違う動きをしている」「もう少し仕組みが知りたい」といった方は
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