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2023年5月25日最新情報がアップデートされました。 詳しくはこちら
2023年5月12日、ChatGPT の唯一の弱点であるインターネットアクセスができない(最新の情報を取得できない)に救世主の発表が、OpenAI 社からされました。
ChatGPTがインターネット検索を行ったうえで回答を作成する機能のベータ版を提供(リリースノート)
We’re rolling out web browsing and Plugins to all ChatGPT Plus users over the next week! Moving from alpha to beta, they allow ChatGPT to access the internet and to use 70+ third-party plugins. https://t.co/t4syFUj0fL pic.twitter.com/Mw9FMpKq91
— OpenAI (@OpenAI) May 12, 2023
これが、2023年5月17日くらいから 日本の ChatGPT Plus ユーザにも利用できるようになったという声がちらほら聞こえてきました。
遅ればせながらさっそく、使ってみようと思います。
この記事では、ChatGPT Plus が無償版と何が違うか理解して、実際に CHatGPT Plus に登録する方法と無償版の画面との変更点を紹介します。
また、ベータ版として発表されたインターネットから最新情報を検索して回答するブラウジング機能を使った感触をお伝えします。
ChatGPT Plus とは?無償版となにが違うの?
こちらでは、ChatGPT Plusの基本的な情報とサービス内容を紹介します。
ChatGPT Plusは、月額20ドルで利用できる有料プランであり、無料版と比べてどのような特典があるのかを解説します。
ChatGPT Plus と 無償版の比較表
プラン | ChatGPT Plus | 無償版 |
---|---|---|
コスト | 20ドル/月(約2,600円) | 無料 |
最新機能 | 基本的なアップデートだけでなく、優先的に新機能にアクセス可能 | 基本的なアップデートのみ対応 |
対話の制限 | 制限なし(長い対話が可能) | 短い対話文の制限(日本語で2,800文字程度が限度:4,096トークン)がある |
連続仕様の制限 | 制限なし(GPT-4 の利用時は一定の対話回数や時間制限がある) | 一定の対話回数や時間制限がある |
応答スピード | 高速(GPT-3は超高速だが、GPT-4は無償版と同じ速度感) | やや遅い(時々止まる) |
利用モデル | GPT3-Turbo、GPT-4(時間使用制限あり) | GPT3-Turbo |
有償版は、今までは GPT-4 が使えることのアドバンテージだったのが、ここへきて新機能がいろいろと使えるようになってきていること。
これが非常に魅力に感じます。
ChatGPT Plus の登録方法!Web画面申請ですぐに使える!
ChatGPT Plusに登録する手順を詳しく説明します。初心者の方でもわかりやすく、ステップバイステップで登録を進めることができます。
登録の流れは簡単3ステップ
step
1ChatGPT にログインする
ChatGPTにログインします。
(すでにアカウントを持っている前提で説明します。)
もしまだアカウントを持っていない場合は、こちらの記事でアカウント登録を済ませてください。5分で ChatGPT 始められます。
step
2左メニューの「Upgrade to Plus」を選択する
TOP画面のサイドメニューから「Upgrade to Plus」を選択する。
Plan 選択ダイアログ画面が表示されるので、ChatGPT Plus USD $20/mo の「Upgrade plan」を選択します。
step
3決済画面で決済を申し込む
決済画面が表示されるので、決済情報を入力して「申し込み」ボタンを選択します。
これで ChatGPT Plus の登録が完了しました。さっそく、ChatGPT Plus の利用ができます。
ChatGPT の画面に戻ると、ChatGPT PLUS ロゴが表示され切り替わっていることを確認できます。
ChatGPT Plus の画面機能の説明
ChatGPT 無償版とChatGPT Plus の画面は大幅に変わっているわけではないですが、現時点での比較表を作りました。
メイン画面
GPTモデルの切り替えができる点はもちろんですが、一番の違いは新機能の利用ができる点ではないでしょうか。
項目名 | ChatGPT Plus | 無償版 | 違い |
---|---|---|---|
モデル切り替え | GPT-3.5 or GPT-4 | GPT-3.5 only | ChatGPT Plus はGPT切り替えボタンがある |
チャットコピー機能 | チャットごとにチャットコピーボタンがある | 自分でコピーする | チャットエリアの右上にチャットのコピーボタンがある |
回答速度(体感) | 劇的に早くなっている | ー |
サブメニュー
設定画面(Settings)
設定画面で、一番の注目は新機能が使えるように変更できることです。
項目名 | ChatGPT Plus | 無償版 | 違い |
---|---|---|---|
General Theme テーマ | System、Dark、Light から選択可能 | 同左 | なし |
General Clear all chats チャットクリア | チャットをまとめて クリアできる | 同左 | なし |
Bata features Web browsing ネット検索機能利用有無 | 利用可能 | なし | ベータ版として利用可能 |
Bata features Plugins プラグイン機能利用有無 | 利用可能 | なし | ベータ版として利用可能 |
Data controls Chat History & Training チャットデータの学習提供有無 | チャットデータの履歴保持と学習利用許可設定 | 同左 | なし |
Data controls Export data データエクスポート | 指定したメールにデータエクスポートリンクを送信 | 同左 | なし |
Data controls Delete account アカウント削除 | アカウント削除機能 | 同左 | なし |
設定画面からベータ版の利用設定ができます。
MyPlan プラン管理
やっぱり、ChatGPT Plus をやめたいといった場合でも、ブラウザからすぐに無償版にプラン変更することができます。
サイドメニューの「My Plan」からプラン管理画面に遷移し、支払方法を変更したりプランをキャンセルすることがいつでもできます。
Web browsing 機能 のポテンシャルは?使えそうなの?
今回一番気になる、インターネット検索結果をチャットに組み込むことができる、Web Browsing 機能を少しさわってみます。
最新情報を検索してみる
いままでの ChatGPT は、2021年9月までの情報で学習しておりインターネットにもつながらないため、最新の情報へのアクセスができませんでした。
そこで、Microsoft Bing の新機能であるチャットについて調べて整理してもらうように依頼して、そのポテンシャルを確認してみたいと思います。
Bing のチャット機能は 2023年の機能なので、2021年9月までの情報で学習している ChatGPT 単体だと答えることができないはずです。
利用するプロンプト
次のプロンプトで ChatGPT Plus のブラウジング機能を試してみました。
最新の情報を持ってこないと答えることができない内容で、かつ整理して提供してもらうといった2つのタスクを掛け合わせたものです。
社会人であればよくある作業かと思いますが、どれだけのことができるのか楽しみです。
あなたは優れたプロの情報収集家であり、さまざまな最新情報ソースを調べてまとめることができるマーケターです。
以下の指示に従って情報をまとめて整理し、わかりやすく提供してください。
指示:"""
Microsoft Bing の新機能であるチャットの機能の概要と特徴をまとめ、わかりやすく提供してください。
"""
# 実施すること
- 知識がない読者が読んでも理解できるような文章にする
- 回答はできるだけ、図表・箇条書きを用いて直感的に把握できるようにすること
- なるべく平易な言葉にする
- 主語を省略しない
- 最新情報を収集すること
- 出展元がわかるようにすること
- 専門用語は別途補足としてまとめておくこと
- 段落を積極的につかうこと
- 内容の欠落がないようにする
- 読み手が飽きない文章にする
- 長文は避けなるべく短い文に書き換える
# 回答例
回答:
機能の概要:
{機能概要}
特徴:
箇条書きで{機能の特徴}
用語説明:
{用語}:{用語の説明}
試しに、Web Browsing 機能を使用せずに質問【GPT-4】
試しに、Web Browsing 機能を使用せず GPT-4 単独に質問してみました。
すると、学習データにないため回答できないことを説明し、そのうえでできることを回答してくれました。
わからないことをわからないと理由も踏まえて答えてくれています。これであれば、人間は判断することができます。
あとは自分で調べればよいと舵を取ればいいのですからね。
Web Browsing 機能をオンにしてチャットをする
ではブラウジング機能を使ってみます。
利用するには、設定変更だけではなくチャット開始時に宣言する必要があります。
チャットを開始すると、まず、チャットエリアの左上にプルダウンが表示しブラウジングがはじまります。
ChatGPTがチャット内容から必要な情報を検索しています。
ChatGPTがインターネットから情報を収集している状況が、プルダウン上のリストの形でリアルタイムに確認できます。
アクセスできないところについて
インターネット検索できないところの情報は、ChatGPT を不正アクセス(ボット)と認識しているか、認証が必要なサイトでアクセス拒否している可能性があります。
いずれにしても、こういったサイトからどのようにして情報を取得するのかが今後の課題でしょう。
ブラウジングが完了すると、チャットを書きだしてくれます。
書き出しながら、参考リンクも追記しています。
いままで待ち望んでいた機能がもうできていることに、これだけでも感動です。
ただし残念ながら、ChatGPT がチャットを書いている最中に何かの反動でリンクが文字化けし参照できなくなりました。
この原因はわかりませんが、課題のように思われます。
また、チャットのコピー機能でコピーしたときにもリンク情報は消えていました。
今後の改修が待たれます。
以下チャットコピーの貼り付けた結果です。参照先がないですね。
Microsoft Bingの新機能であるチャットの概要と特徴について調査しました。以下、その情報をまとめて提供いたします。
## 機能の概要:
Microsoft Bingの新機能であるチャットは、OpenAIのGPT-4という技術を用いて動作するAIチャットボットです。このチャットボットは、ユーザーからの質問に対して詳細で人間らしい応答を返し、その回答に対する根拠となる情報源へのリンクを付けることができます【7†source】。
## 特徴:
- BingのAIチャットボットは、OpenAIの最新の言語モデルであるGPT-4を用いて動作します【9†source】。
- ユーザーは、AIチャットボットに質問をすることで詳細な回答を得られます。また、創作の助けとして、詩、物語、歌の作成などにも利用できます【7†source】。
- 会話のターン数は一つの会話で20ターン、一日につき200回の会話が可能です【10†source】。
- Microsoftアカウントにログインすることで、全機能を利用することができます。しかし、Microsoftアカウントを持っていないユーザーでも限定的な機能は利用可能です(会話ターン数は5ターンまで)【12†source】。
- スマートフォンのホーム画面に追加できるBing Chatウィジェットがあり、それを使って簡単にチャットボットにアクセスできます。さらに、デスクトップでの会話をiOSまたはAndroidで続けることができる機能もあります【13†source】。
## 用語説明:
**AI(Artificial Intelligence)チャットボット**:AIを使用してユーザーと自動的に会話をするコンピュータプログラム。質問に答えたり、タスクを完了するのに役立ちます。
**GPT-4**:OpenAIが開発した最新の言語モデルで、自然言語処理タスクにおける人間らしい文章生成を実現します【9†source】。
**会話のターン数**:ユーザーとチャットボットが一つの会話で交互に発言できる最大回数を指します。BingのAIチャットボットでは、1つの会話で20ターンの発言が可能です【10†source】。
注意点として、GoogleのAIチャットボットであるGoogle
Bardと比較すると、BingのAIチャットボットは多機能で強力な言語モデル(GPT-4)を使用しているという点が異なります。また、MicrosoftはOpenAIの初期の投資家であり、これまでに数十億ドルを投資しています【14†source】。
しかし、総じて素晴らしい機能であることを感じました。
まだベータ版なので今後どのように進化していくのか楽しみです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ベータ版ながら ChatGPT Plus 非常に強力な機能が搭載されました。調べものをする際に確実に作業が楽になったと思います。
今後いくつか気になる点が改善されていくと思いますが、いろいろなことに活用できそうです。
- ChatGPT の 有償版(ChatGPT Plus)は、GPT-4だけでなく新機能が優先的に利用できる点でかなりのアドバンテージ!!
- ChatGPT Plus の登録は簡単3ステップですぐに利用できる。
- ChatGPT Plus となったからといって画面が大幅に変わることはないが、ブラウジング機能のポテンシャルが計り知れない。
最後にもう一度確認
ほかの機能もいくつか気になる点があるので、別途紹介しますね。
ChatGPT Plus でも使えるツールでインストールや使い方を紹介した記事がありますので、よろしければご利用ください。
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最新情報更新(2023年05月25日)
引き続き、なにか最新情報が更新された際には情報をアップデートしていきます。