話題の無料でGPT-4が使えるサービスForefront chat！有償？制限は？調べてみた

この記事を読むのに必要な時間は約 25 分 6 秒 です。

チーム機能がリリースされました。同時に、無償プランの制約が厳しくなりました。　
　（2023年07月07日時点）

1. 話題の Forefront chat の正体がわかる！！もちろん心配なアレも解決！
2. １０秒で Forefront chat が利用できる！！
3. Forefront chat の操作方法がわかる！！

2023/4/22 に突如話題になった

無料でGPT-4 が利用できるサービスが出て、Twitter や ブロガ界隈で「無償だ」とか「５日だけ無償だ」とかいろいろと情報が錯綜していました。

＼　話題のサービスの名前は　／

Forefront chat（フォア フロント チャット）

公式サイトにはほぼ情報は出ていないので、チュートリアルの内容と Discord の管理者発言をもとにいろいろと情報整理したいとおもいます。

もちろん、ちゃんといろいろと触ってみたいと思います。

Forefront chat って何

話題になった twitter がこちら。

Today we’re launching Forefront chat—a better ChatGPT experience—in free alpha. Sign up to get free access to GPT-4, image generation, custom personas, shareable chats, and much more: https://t.co/lqsY9bkvl8 pic.twitter.com/CLht1pmQCn

— Forefront (@ForefrontAI) April 21, 2023

つまりは、良い感じに解釈すると

ChatGPT をより使いやすく、しかもGPT-4を無償で提供します。ただし現在アルファ版です。

このサービス自体の公式ページがないので、このあとTwitter やブログでいろいろな方が情報を発信し、情報が錯綜していました。

そのなかでよくある質問を解決しよう

無償なの？制限はあるの？計画は？

2023年6月8日に有償版が追加され使用回数制限が変更されました。

2023年7月7日に無償版の使用回数制限が変更されました。

Top画面の設定ボタン（歯車）から、サブスクリプション契約ができます。

まだ無償版は残していますが、回数制限が厳しくなりました。

実際の Discord のやり取りの内容　※最新情報と異なる点は赤字を入れています。

開発しているスタートアップの Forefront Technologies のDiscord で運営の方と思われる人が回答をしています。

みなさん疑問に思うことが同じで、何人かの方の質問から現状把握できました。

１）ForeFront の公式ページの料金プランのどれに記載があるかわからない

Discord でのやり取りで、以下がわかります。

• Forefront 公式ページの料金表は別の言語モデルサービスのものであり、Forefront chat のとは異なる
• アルファ版は現状無料である　無償版と有償版がある
• 今後、価格が発表されたら価格ページを用意する　価格ページはサブスクリプション選択画面で確認可能

２）無料版の制約はあるのか

これも同じく、Discord 上でのやり取りにありました。

現状は制限があるだけ　2023年6月に変更されています。（赤字修正）

• GPT-4は、10 5 メッセージ／3時間
• GPT3.5は、1,000メッセージ／3時間　→不明
• Claude Instant は、1,000メッセージ／3時間　→不明
• Claudeは、5メッセージ／3時間
• インターネット検索 10／3時間

上限を超えたら画面上に制限メッセージが出るそうです。

また、2023/04/25 の改善でリミットを超えた場合は解除までの時間も表示されるようになったようです。

Forefront chat の始め方

始め方は非常に簡単で、アカウント登録するだけで使えます。

アカウント作成

アカウント登録

１）サービスにアクセスする

Forefront chat へアクセス

２）アドレスを登録する

アクセスすると、「Sign in」 画面が表示するので、メールアドレスか Googleアカウントでアカウントを作成することができます。

２）Welcome 画面が表示され利用可能に

普通であればメールが飛んできてそこからログインとなりそうだけれども、Welcome画面が表示されすぐに利用可能になります。

説明をよみながら、「Skip onboarding」または「Next」で進んで開始してください。

実際にやってみた結果どんなことができるの

基本的に ChatGPT と同様なことができます。

独自の機能としては「ペルソナ機能（persona）」が利用できます。簡単に言えば、チャットする相手の人格があらかじめ登録しており、利用時に選択して会話を楽しむことができる機能です。これは、ChatGPTでも同様のことはできそうですが、UI上でうまく表現しているという意味で面白い機能だと思います。

また、画像生成もできます。これは ChatGPT では現在できません。

これは、ChatGPTでも同様のことはできそうですが、UI上でうまく表現しているという意味で面白い機能だと思います。

基本的な使用方法

画面は ChatGPT とそこまでの違いはないです。

下の「chat入力エリア」から質問内容を入力して「Enter」でチャットができます。

パッと見て「チャットをタブで切り替え」できる点と「チャット機能切り替え」が本家とは異なります。

「チャットをタブで切り替え」は見たまんまで、チャットごとにタブが表示されます。話題ごとに chatがタブで切り替わるイメージですね。

「チャット機能切り替え」機能は、「＋」ボタンをクリックすることで「利用モデル」と「ペルソナ（persona）（後述します）」を切り替えることができます。

利用モデルは「GPT-3.5」または「GPT-4」を切り替えることができます。切り替えはチャットの途中でも行えます。

独自機能「ペルソナ機能（persona）」

チャット開始時に、チャットする相手を選択することができます。画像アイコンを選択することで、アイコンのキャラクタで応対をしてくれます。

試しに、ピカチューをクリックしてみたら

英語でピカピカ話しかけてくれます。

以降のチャットはピカチューが応対してくれます。日本語で質問したら日本語で応対してくれます。

ピカチューは「ですます調」ですが、最後「ピカピカ！」と回答してくれました。

実際には、このペルソナ機能はプロンプトと同じくらい大事で、AIにどのようなふるまいをしてもらうか「ロール設定」という、精度を上げるためのテクニックなのです。

選択する際は、目的に合わせたキャラを設定してください。

ちなみに、「Share」機能があり、こちらのチャットのURLリンクを共有することができます。

実際にはURLをコピーしてくれるだけなので、対象URLをなんらかの方法で相手方に渡すことが必要です。

URLを連携された方は、アクセスしログインすれば続けて利用可能となるため、チーム利用に使えるかもしれません。

画像生成もできる

画像生成をするには、メッセージエリアに以下コマンドを入れます。

#imagine [ここにプロンプトを入力]

例）#imagine どら焼きがすきなドラえもん

実行すると画面には 「Generating image…」とチャットが返ってきて、数分待つと画像が生成されます。

１）Forefront で出力したドラえもん（１回目）

ちょっとドラえもんの面影はないですね。開発者は DALL-E2（同じ OpenAI が開発している画像生成AI） を使っていないと説明していましたがアニメは不得意みたいです。

２）Forefront で出力したドラえもん（２回目）リベンジ

2023/4/25 情報更新！！
公式よりDiscord で画像生成のバックエンドを改良したとの話が出ました。モデルの改善とは書いていないですが、お試しでさっそくリベンジ。同じプロンプトで生成してみました。

使い勝手がよくなり、「いいね」「よくないね」や「ダウンロード」、「コピー機能」が付きました。速度についても数秒で出力されていたので、悪くないです。（速度ついては、時間帯によっては変動が激しいため現状は参考程度でお願いします。）

そして、ドラえもんらしきものは一歩近づいています。青と目とどら焼きはそれと認識できます。ただ、少ないプロンプトかつパラメタなどがない中でドラえもんと認識できるまでになっているのはすごいんじゃないかと思います。

今後もドラえもんの精度を追及していきます。

２）Midjourney で出力したドラえもん

ちなみに、同じプロンプトを 現時点で一番性能がよさそうな Midjourney に出力させたらかわいらしい画像が出力されました。（パラメータで Nijijourneyにしていますが）画像生成も得手不得手がそれぞれあるので、比較してみるのも面白いですよね。

# Midjourney ドラえもん作成プロンプト
/imagin Doraemon who likes dorayaki --niji 5 -

通常なら、ChatGPT に画像生成プロンプトを作成してもらい、Midjourney や Stable Diffusion に画像生成してもらう流れになりますが、一つでできてしまうのは助かりますね。

まとめ

今回は以上になります。ChatGPT 周りの新サービス開発は激化しています。各社新しいサービスが出てくるのは楽しい反面、ついていくのも大変ですね。

また、便利なツールやアプリケーションが出ましたら試してみなさんにわかりやすくお伝えできればと考えています。

最後にもう一度確認

1. Forefront chat は、ChatGPTを利用できるWebサービス。
2. Forefront chat は、現時点でアルファ版であり無償と有償プランで利用できる。将来的にプランは発表されるが現状未決定。
3. Forefront chat の利用制約は、3時間の間で利用できるチャットの回数によるもの（GPT-4は10 5 メッセージ、GPT-3.5 は 1,000 メッセージ 不明）
4. Forefront chat は、ChatGPTの機能にペルソナ機能を追加して、簡単に会話する相手像を作ることができる。

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