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はじめて株を購入するときは、何を選べばいいかはもちろんのこと
どうやって買えばいいのかも疑問となります。
この記事では、国内株式個人取引シェア No.1 である SBI 証券での国内株式の購入方法を、はじめての方向けにわかりやすく解説します。
株式投資ははじめての方でもわかるように、専門用語もわかりやすく解説していきます。
SBI証券で株を購入するために必要なこと
SBI証券で株取引をするためには
- SBI証券口座を開設している
- 株を購入するための資金(買付余力)が口座にある
が必要になります。
それぞれ解説します。
SBI証券口座を開設している
これから株式取引をする場合は、煩雑な手続きがなく気軽に始められてサービスも充実したネット証券をおすすめします。
その中でも、筆者は SBI証券を一押しします。
SBI証券は使いやすさだけでなく業界の中でも手数料が格段に安く、国内だけでなく海外株や投資信託などの取り扱いもトップクラスです。
もちろん口座開設は無料で Webからの申し込みで完結します。
国内株式個人取引シェアNo.1 にも輝いている名実ともにナンバーワンの証券会社です。
私が SBI証券に決めたいちばんの理由は、銀行からの入金や取引手数料などの手数料無料(優遇)があったからでした。
地味にこれはいちばんの利便性につながっており、家族みなのNISA口座も SBI です。
まだ口座開設していない方は
こちらで詳しく解説しているのでご確認ください。
株を購入するための資金(買付余力)が口座にある
株を購入するには、証券会社の口座に資金が必要です。銀行の口座とは別で、証券取引をするために必要な口座です。
SBI証券では、いずれか 8 つの入金方法で証券口座へ入金することができます。
入金方法 | 特徴 | 手数料 | 反映タイミング | 条件 | 評価 | |
---|---|---|---|---|---|---|
即時入金 | 提携の金融機関でインターネットバンキングを介して入金 | 無料(SBI負担) | 即時 | ・提携銀行のみ (提携銀行はこちら) | 主要メガバンクはサポートされており、手数料も肩代わりしてくれる | 詳細を見る |
リアルタイム入金 | SBI証券からの振り込み指示により入金依頼する | 無料(SBI負担) | 即時 | ・提携銀行のみ (提携銀行はこちら) | ネットバンキングがなくても、振り込み指示をして入金ができる | 詳細を見る |
SBIハイブリッド預金 | 住信SBIネット銀行との共有口座経由で入出金する | 無料 | 翌営業日 | ・住信SBIネット銀行に口座があり、「SBIハイブリッド預金」が申込済み | SBIネット銀行の口座と証券口座を共有できる | 詳細を見る |
振替入金(ゆうちょ銀行) | ゆうちょ銀行への入金指示により入金 | 無料(SBI負担) | 4~5営業日 | ・事前にサービス手続きが必要 | 利用申込が必要なのと入金タイミングが遅いが手数料は無料となる | 詳細を見る |
銀行振込 | 振込元金融機関からの振込 | 利用者負担 | 約1~2時間(銀行の営業時間内での振込) | すべての銀行からの操作 | 各銀行の振込手数料がかかる | |
外貨入金 | 住信SBIネット銀行の外貨口座から、SBI証券の外貨建口座に入金 | 無料(SBI負担) | 即時 | ・住信SBIネット銀行に外貨口座が必要 | 外貨口座があればすぐに利用可能 | 詳細を見る |
クレカ登録 | クレジットカードによる決済 | 無料 | 積み立てタイミングによる | ・三井住友カードのみ ・投信積み立てのみ利用可能 | 積み立てのみだが、Vポイントがたまる。NISAにも使用可能 | 詳細を見る |
銀行引落サービス | ご指定の銀行口座から毎月自動的に引落しして入金する | 無料 | 毎月14日または27日(休業日の場合は翌営業日) | ・提携銀行のみ(提携銀行はこちら) | 定期的に引落を無料でおこなってくれる | 詳細をみる |
ほぼすべての入金手数料をSBIが肩代わりしてくれるため、お得に取引ができます。
私はSBIのメリットを感じている点でいうと、住信SBIネット銀行との連携機能が充実している点です。
銀行口座になりますが、住信SBIネット銀行は同じグループであるため、SBI証券と合わせることで他社にはない連携サービスを提供してくれます。
「SBIハイブリッド預金」はその一つで、スマホアプリで手軽に無料で何度でも入出金操作ができます。
また、住信SBIネット銀行のサービスの話になりますが、コンビニからの入出金もスマホだけで手軽に行えます。
実際に私は住信SBIネット銀行を利用することで、銀行への手数料を払うことはなくなりました。
ぜひSBI証券と住信SBIネット銀行両方の口座を持つことをおすすめいたします。
この章のポイントをおさらい
- SBI証券で株取引をするには、証券口座を開設し証券口座に運用資金を入金する必要がある。
- SBI証券で運用するなら、同じグループである住信SBIネット銀行を利用することで、各種手数料無料や便利サービスの恩恵を得ることができる。
SBI証券で国内株式を購入する3ステップ
この章では、PC上のブラウザでSBI証券の国内株式を購入する手順を解説します。
SBI証券のサイトTOPページにアクセスして
ログインしてください。
銘柄検索で銘柄を選び「現物買」を選択する
一つ目の手順は、国内株式を探して購入画面までアクセスする方法を解説します。
1 SBI証券サイトのTOPページにアクセス
SBI証券のTOP画面で「国内株式」を購入する画面機能は3つあります。
どの方法でも同じ購入経路になりますが
購入する銘柄が決まっている場合は「銘柄をさがす」から直接銘柄を検索して、対象銘柄の現状を確認するページまで直接遷移できるので便利です。
2 投資したい国内株式の銘柄をさがす
「銘柄をさがす」では「国内株式」タブが初期選択されています。
そのまま検索窓に銘柄情報を入力して「検索」ボタンを押すかキーボードの「Enter」を押してください。
- 検索で利用できる情報
- ● 銘柄名(会社名)
● コード(証券コード)
● キーワード(業種名で絞ることも可能)
検索窓では途中まで入力すると候補となるリストが表示される(サジェスト機能)ので、そこから選ぶこともできて便利です。
3 対象銘柄の情報表示画面から、現物買(買付余力)
検索した銘柄を購入すべきか判断するための情報が表示されます。
その日の値動きだけでなく、対象銘柄に関するニュースや専門家の評価レポート株主優待など様々な情報を確認することができます。
私は株価や気配、チャートを見たりニュースや四季報なども見ながら分析を行います。
対象銘柄を購入する場合は、ページの右上にある「現物買」リンクを選択します。
現物買以外にも信用買などの方法があります。
銘柄の発注条件を指定する
2つ目の手順は、対象銘柄の購入条件を指定して注文指示を作成するところまで解説します。
1 投資したい国内株式の購入方法や条件を指定する
購入方法や購入条件を指定して購入をします。
それぞれの用語を説明していきます。
① 銘柄基本情報
対象銘柄の当日の価格情報をサマリで表示します。
- 始値(はじめね)・・・取引開始時の株価(当日の取引所が開設したときの価格)
- 高値(たかね)・・・当日一番高い株価
- 安値(やすね)・・・当日一番低い株価
- 前日終値(ぜんじつおわりね)・・・前日の取引の最終株価
- 出来高(できだか)・・・1日や1週間など、一定期間中に成立した売買の数量
- 売買代金(ばいばいだいきん)・・・対象銘柄の 株価 × 出来高 で計算されます。売買代金の推移で対象銘柄の需要(人気があるかないか)を把握します。
推移をみる場合はチャートを見ることになりますが、その日の株の状況をパッと見る際には非常にわかりやすい指標になります。
② 買う方法
注文方法は、大きく分けて4つあります。
- 通常/逆指値 ・・・ 「指値注文」「成行注文」「逆指値注文」で注文する場合
- OCO(オーシーオー) ・・・ この価格で利益確定の指値注文、この価格で損切りの逆指値注文する場合
- IFD(イフダン) ・・・ 「この価格で買い、この価格になったら決済する」というように、新規の注文と決済注文を同時に発注する場合
- IFDOCO ・・・ 「この価格で新規取引し、この価格で利益確定 or 損切り」と1つの新規注文と2つの決済注文を一度に発注
「指値注文」や「逆指値注文」の発展版である OCO注文・IFD注文・IFDOCO注文 の注文方法については、SBI証券 で詳しく紹介しているのでこちらを参照してください。
③ 買う条件
ここでは基本的な取引方法である、「通常/逆指値」で解説します。
取引
前の画面で選択した取引方法が表示されます。
また、銘柄によっては、「単元未満株注文」で注文することができます。
市場
証券取引は、東証などの「証券取引所」を経由しなくてもできます。
SBI証券の場合は、注文時に以下の市場を選択することができます。(取り扱い銘柄により選べない市場あり)
- 東京証券取引所(SBI優先市場)
- ジャパンネクスト PTS(J-Market)
- ジャパンネクスト PTS(X-Market)
- 大阪デジタルエクスチェンジ
また、複数市場から最良の市場を選択して注文執行するSOR(スマート・オーダー・ルーティング)も選択することができます。これは、SBI証券が、対象の注文にあわせて有利な市場で注文を執行してくれる仕組みです。
SORについて詳しくはこちらを参照してください。
株数
購入する株数を指定します。
売買単位(単元)で入力してください。
価格
先ほど説明した、「指値」「成行」「逆指値」を選択することができます。
期間
注文の有効期間を指定します。
預り区分
株式の預りには、口座の種類により税金等の取扱い方法が異なり、これらを区別して管理するために「預り区分」があります。
口座の開設状況や対象銘柄によって表示される内容が異なります。
一般的には以下の2つが表示されます。
- 一般預り ・・・ 自分で損益計算をして確定申告をおこなう
- 特定預り ・・・ 買付(保有)している株式を売却された際、証券会社が損益計算する(確定申告は原則いらない)
購入確定するには、取引パスワードを入力して「注文確認画面へ」を押してください。
注文確認画面で確認後確定する
3つ目の手順は、注文確認画面で注文内容を確認する方法と発注するところまで解説します。
1 注文確認画面で条件を最終確認する
この章のポイントをおさらい
- SBI証券で株取引をする際の手順は、銘柄を選んで各種発注条件を指定してリアルタイムに購入手続きができる
- 実際に株式を購入する際は、購入方法・購入条件(株数/価格条件)などを指定して購入することができる
- 株を購入する際に各種参考情報を確認しながら購入判断ができる
まとめ
SBI証券で国内株式を購入する方法をご紹介しました。
今回は基本的な操作のみの紹介ですが、ほかにも多彩な機能がありますので随時紹介していきます。
SBI証券のWEBページに表示される情報の詳細説明はこちらのヘルプページで紹介されています。
迷った際はご参照ください。
- SBI証券で国内株式の購入方法手順がわかる
- 国内株式の購入する際に購入方法や購入条件を指定することができる
最後にもう一度確認