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Midjourney で思い通りの写真を作りたい場面ってありませんか?
たとえば、バナー作成やプレゼン資料などの利用したいなどの用途があると思います。
この記事では、バナーやプレゼン資料で使えそうな画像生成のプロンプトテクニックをご紹介します。
臨場感のある写真生成のための5つのプロンプト構成
基本的なプロンプト構成は以下になります。
A detailed image of [メイン構図] during [撮影状況], taken with a [使用カメラ], using [使用レンズ] with [ライティング] --ar 16:9 --v 5.1
- メイン構図 : 写真でいちばん表現したい被写体についての描写
- 撮影状況 : 被写体の背景やシチュエーションなどを表現
- 使用カメラ : どんなカメラで撮影しているか、実際の撮影カメラを指定
- 使用レンズ : 撮影に利用しているレンズを指定(広角、望遠や実際のレンズを指定してもOK)
- ライティング : 光についての表現、よりリアルな表現をしたい場合は必須
たとえば、この5つの構成に簡単なプロンプトを当てはめて画像を生成してみると
A detailed image of japanease girl walking and smile during summer morning on the beach, taken with a Sony a7R IV, using Leica 11678 with cinematic lighting --ar 16:9 --v 5.1
たったこれだけで、海岸に行って撮影してきたような画像が生成できました。
プロンプト各構成要素の説明
それぞれの構成要素にどのようなものを入れるのかを説明します。
メイン構図
写真のいちばん表現したい被写体について説明します。
人物がどのような動作をしているのかをできるだけ詳細に記述すると思い通りの表現になります。
Midjourney は英語でのプロンプト指定のほうが精度が良いので、英語が苦手な方は日本語で書いたプロンプトを DeepL の翻訳ツールを利用して変換しましょう。
日本語翻訳では DeepL がほかの翻訳ツールにくらべニュアンスなども自然に表現してくれます。
ここではお試しで
暑い季節にドリンクが飲みたくなるバナー画像
を生成するための、プロンプトを作成してみたいとおもいます。
運動中に休憩している女の人がペットボトルのドリンクをおいしそうに飲んでいる。
A japanease girl taking a break during exercise is drinking a bottled drink with a delicious taste.
実際にこのプロンプトでそのまま生成した結果がこちらになります。
これだけでもすぐにも使えそうですが、まだ想定する季節や状況がはっきりしていません。
撮影状況
撮影状況を加えて、目的に合致する表現に変えてあげましょう。
以下の状況を設定することをおすすめします。
- 季節・時間帯
- 撮影場所
- 撮影構図
もっと読者が飲みたくなりそうな、状況を入れてみましょう。
夏の昼間の砂浜で
On a sandy beach in the summer daytime.
これを加えてみます。
一気にのどが渇いた感じが出ました。ただ、写真に現実味がすこし足りないですね。
使用カメラとレンズ
実際の写真のような臨場感を与えるために、カメラとレンズを指定することが非常に重要になります。
ここでは、以下を追加してみてください。
taken with a Sony a7R IV, using Leica 11678
実際に撮影で使われるカメラやレンズを指定することで、そのカメラで撮られた感じを表現することができます。
ライティング
ライティングも写真に臨場感を与える重要な役割を与えます。
ライディングでいっきに感じがかわります。
sun light
こちらで試してみます。
ライティングによって陰影がはっきりして、臨場感がぐっとアップしました。
ほかにもライティングの効果でガラッと写真の雰囲気が変わるので、いろいろと試してみてください。
まとめ
お疲れさまでした。
実際に写真を撮るとなるとかなりの労力がかかるところ、プロンプトのテクニックで思い通りの写真が作れることがわかりました。
ほかにもプロンプトのテクニックがいくつかあるので、随時発信していきます。お楽しみにしていてください。
- Midjourney で5つのプロンプト指定方法で、より臨場感を与える写真が作れる。
最後にもう一度確認
記事では紹介していませんでしたが、画像のサイズ(アスペクト)の指定方法については以下を参照してください。